江戸時代の旅籠で
野菜の旬(いま)に出逢う
一皿の料理やデザート、一杯の飲み物には、多くの命をいただき、関わる全ての人々の手が加わった背景があります。
目には見えにくい自然の恵みや業わい、関わる人々の想いとはたらきによっておかげさまで成り立っています。
私たちが生きる中で見てきたもの、感じたこと、出逢ったもの…それらが時間を経て凝縮し、”発酵”して現れた形が今のShimiyaです。
お出しする料理は、毎週約20種類の野菜を中心としたコース料理です(肉、魚など動物性食材も使用しております)。
私が畑で作業しながら、野菜や虫、自然の移ろいを見て、それらに耳を傾け、時には対話し(?)、感じ得たことを形にしてお届けいたします。
江戸の昔から多くの人々と関わり、様々な時代を経てきた場所、「武蔵屋」で、私たちは過去と未来、素材とお客様、自然と日常という目に見えない線を繋ぐ”今”の一点であれたらいいなと思っています。
多くの要素が繋がる場所で、温かいひとときをお過ごしいただけたら幸いです。
池端 慎哉